年中さん、はじめてのお泊まり保育へ

年中園児の親です。

大きな木では年中になるととても大きなイベントが待っています。
それが二泊三日のお泊まり保育「八ヶ岳合宿」。
この合宿は親子で参加する富士キャンプや海合宿などとは違い、引率する父母はごく数名。
年中&年長の子どもたちが、自分で朝起きて身支度をし、自分たちの力で三日間を過ごします。

7月に入ると、はじめての合宿が近づき、年中さんたちはどこかそわそわ。
憧れの合宿。楽しみ。でもちょっと不安ーー。

 

合宿前には文字が読めない子どもと一緒に準備ができるようにイラストが描かれた「持ち物リスト」が配られます。

うちの子はその紙が配られた日からはりきって準備をはじめました。

「かいちゅうでんとうは、ここにいれて……」
「きがえは、いち、に、さん、しー……しーいる!」
イラストを指で数え、赤ペンでチェックしながら、一つひとつ自分で確認していました。

途中イラストと同じかたちのものを探すことが楽しくなってしまって準備がすすまなかったり、自分できれいに畳むもリュックにいれるときには〝ぐちゃーーーー〟となったり(笑)。
それでも自分で準備ができたことには達成感があったようです。

持ち物リストの中には帽子のイラストもありました。
それがお出かけ用の麦わら帽子にそっくり。
うちの子が「これだーー!」と、いちばんに用意したのがその麦わら帽子。
わたしは「いつもの外遊び用の帽子のほうがいいと思うけど」と思いましたが、ここは本人に任せることにしました。
そうして、意気揚々と麦わら帽子をかぶって出発していったのです(ちゃんと外遊び用の帽子もリュックに入れて)。

*****

大自然と触れ合って、自分で考えて、そして、みんなで協力する三日間。
いつもと同じみんなだけど、いつもと全然違う。

帰ってきて話を聞くと、年長のみんなが、年中さんのはじめての合宿をたくさん支えてくれたのだとわかりました。
自分がやってもらったことを、次の下の学年に返していく。
こうやって大きな木の〝やさしいバトン〟は受け継がれているんだなぁと、改めて感じました。

さて、お泊まり保育で、親として気になるのは夜のこと。
うちの子は、入院経験はあるものの、お友達のおうちに泊まったことがありません。

帰宅後、タイミングをみて聞いてみると、
「○○といっしょに、ねたんだよ! だいすきな○○とねてよかったわ!」
とあっさり報告してくれました。

「意外と平気だったんだな」と思っていたのですが、数時間後、ぽつりと本音を話してくれました。
「ほんとは、ねるとき、なきそうになったんだよ。でも、ないたら、みんなおきちゃうから。がまんしたんだよ!」

それを聞いて「頑張ったんだな〜」と胸がいっぱいになりました(大好きな年長さんと一緒に寝られて嬉しかったのも本心だと思います)。

親は送り出しただけ。

子どもは親が思っている以上に、自分の力でちゃんと育っていくんだなあと感じた、三日間でした。

 

ちなみに、合宿の荷物を片付けながら、本人がひと言。
「いつものぼうしで、よかったわ!」
それもまた、大切な学びだったようです。

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